試験10科目のアウトライン

試験10科目のアウトライン

社会保険労務士の試験は、「労働基準法」、「労働安全衛生法」、「労働者災害補償保険法」、「雇用保険法」、「労働保険徴収法」、「健康保険法」、「国民年金法」、「厚生年金保険法」の法律8科目と、「労務管理に関する一般常識」「社会保険に関する一般常識」の合計10科目から出題されます。

法律8科目の出題のされ方は、条文を中心にしているもの、法律の仕組み自体を問うものなどさまざまです。各科目の基本的要件をまとめてみました。全体像のイメージづくりの参考にしてください。

  • 労働基準法
    労働者を守るための労働条件の基準を定めた法律です。労基法は、労働契約から賃金、女性(女性の適用除外、産前・産後の休日ほか)まで幅広く問われます。なかでも労働時間、休憩、休日及び年次有給休暇は最重要ポイントです。
  • 労働安全衛生法
    労働安全衛生法は、労働基準法の一部が独立してできた法律のひとつです。労働の危険防止(安全)と健康障害の防止(衛生)の2つについて最低基準が定められています。この法律は範囲が長大で、みなさん苦戦する科目のひとつです。また「総括安全衛生管理者」や「統括安全衛生責任者」、「元方安全衛生管理者」など、非常によく似た名称が多く、整理も大変な科目です。各条文の意義を「理解」し、過去の出題箇所を重点的に学習してください。
  • 労働者災害補償保険法
    労災保険法は労働災害の結果給付される労災保険について定めた法律です。業務上の災害はもちろん、通勤途中での災害などについての補償を定めています。出題範囲はそんなに広くなく、出題も、労働者のケガや病気をどのよう補償するかといった基本的な問題が多いです。給付通則、療養(補償)給付、休業(補償)給付、障害(補償)給付、遺族(補償)給付、傷病(補償)年金などの、各種給付の要件や内容を正確に覚えるようにしましょう。
  • 雇用保険法
    解雇や倒産で職を失った時の失業手当(基本手当)の支給と、再就職支援について定めた法律です。そのためこの科目では、保険給付や被保険者に関する問題が中心に出題されます。給付日数や金額などの数値を正確に憶えている必要がありますが、この科目に関しては暗記ベースで高得点が狙えます。ただし法改正の多い科目ですから、最新の情報を確かめて学習するようにしてください。
  • 労働保険徴収法
    徴収法は、労災保険と雇用保険の保険料の徴収や労働保険の適用に関する規定を定めた法律です。重点項目は、労働保険の適用や保険料の、納付の手続システムなどです。保険料の年度更新は自分で出来るように練習しておいてください。出題は6題ですがそれほど勉強量を掛けずに満点が狙えます。
  • 健康保険法
    健康保険法では、会社の業務以外でケガをしたり病気になったときの補償を定めています。健康保険法は、誰にも身近で馴染みやすい科目だと思います。出題の中心となるのは、総則、被保険者、保険給付、費用の負担などです。テキストを理解した上で、過去の出題傾向を分析するようにしてください。
  • 国民年金法
    年金法はこれまで改正も頻繁にされており、順序立てて理解するまでに時間のかかる科目です。しかしこの法律は年金制度の基礎で、厚生年金の基礎でもありますので必ず得意科目にする必要があります。給付通則や老齢基礎年金、障害基礎年金、遺族基礎年金、また国民年金の独自給付である付加年金、寡婦年金死亡一時金は必ずマスターしてください。制度の流れを時系列で覚える必要がありますので、各解説には特に留意しまよう。
  • 厚生年金保険法
    厚生年金保険は国民年金に積み重ねて支給されるもの。そのため国民年金法とよく似ています。学習のポイントは、「被保険者」の種類や相違を押さえながら、国民年金との違いをすみ分けして憶えていくことです。特に大切なのは給付関係であり、給付通則や老齢厚生年金、障害厚生年金、遺族厚生年金などについて、国民年金と対比させながら覚えるようにしましょう。
  • 労務管理に関する一般常識
    出題範囲が広く、試験対策がむずかしい科目です。内容は「労働関係法令」「労働経済」「労務管理」の3つに分かれています。この3つは密接に関連していますから、横断学習が効果的です。また白書対策は、試験直前に予備校や通信講座が提供する、分量の少ないものを、ここだけは「丸暗記」してください。あとは日頃から新聞記事等に目を配り、最新の情報を押さえておきましょう。
  • 「社会保険に関する一般常識」
    介護保険法、民健康保険法、老人保健法、児童手当法、社会保険労務士法、確定拠出年金法などの法令等から出題されます。この科目には、他の科目で勉強したことがたくさん含まれています。そのため基礎学習をする必要はほとんどありません。とはいえ出題範囲が広範にわたるため、対策を立てづらい科目です。日頃から新聞記事にも目を配り、最新の情報を押さえるようにしてください。

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