社労士は、社会保障と労働環境を整え労働者を守ります。
社労士とは?
超高齢化社会と年金・医療の問題について、NHK等がこれでもかというほど話題を提供しています。具体的に私たちの国はいま、年金にどれくらいのお金を必要としているのでしょか?実に国家予算の1/2もの莫大なお金が年金に充てられているのが現実です。
年金については社会保険庁の不始末などもありました。それでもやはりは日本は、国民の誰もが安心できる社会保障制度社会を目指していかなければなりません。この社会保障制度のスペシャリストである、唯一の国家資格が社会保険労務士です。
お話が少し大上段になった感もありますが、社会保険労務士の役割は、それほど国策と密接に関連しています。そしてひっ迫する社会保障のことが大前提にあり、社会保険労務士の需要・人気は急上昇しています。危機的状況は、多くの専門家の努力で改善していかなければならないからです。実際、昭和の時代に1万人前後だった社労士の受験申込者数は、平成10年に3万9千人に、平成21年は6万7千人を超えています。
それでは社会保険労務士は具体的にはどのような仕事に携わるのでしょうか。社労士の業務には大きくわけて、「社会保障制度」と「人事労務」の2つがあります。
◎社会保障制度
企業にある人が入社をしたとします。すると事業主には、労災保険や健康保険などに加入手続きする義務が生じます。それらの書類の作成、提出などの事務を、事業主に代わって行うのが社会保険労務士です。健康保険や年金の一部は毎月のお給料から引かれて積み立てられていきます。会社勤めをしていても、何か問題がないかぎりあまり意識することのない社会保障について、社労士は陰から個人のみなさんをしっかり支えているのです。
◎人事労務
社会保険労務士は、労働・社会保険のもろもろの法律に精通する国家資格者と認められていることから、企業の労務管理の仕事にも携わります。たとえば、就業規則を見直してより働きやすい労働環境をつくる、賃金体系の適性化を図るなどがそれです。もちろんこうした重要テーマは企業の存続の大前提があって成り立つものですので、社労士は労使の間に立って中立な立場で、もろもろの改善提案を進めます。
また企業の総務部門と連携して働く社労士は、職場の問題には何でも関わる傾向にあり、最近では社員の方のメンタルケアやセクハラ問題などの解決の場でも、社労士はクローズアップされるようになってきています。
社会保障の問題といい近年の職場環境の問題といい、みなさんは、何か重い問題解決のはざ間に立たされるのが社労士のように感じたかもしれませんが、まさにその通りなのです。世の中の変化に敏感なみなさんには、そのような諸問題はますますエスカレートするとは感じられないでしょうか?良くないとは思うのですが、正直私はそのように感じます。だからこそ、労働者を保護する正義感ある社労士の存在が、一層必要になっているように思います。